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反転装置によるラインペーサー内で打ち抜き方向の変更を実現し、タンデム工程の廃止

プレスによる打ち抜き方向に指定があり、同じ方向からプレスが難しい場合、生産ラインを分ける必要があります。そのため、ラインペーサーのみで生産が難しく、コストメリットを出しにくいですが、ラインペーサー内での搬送中に製品を反転させることで、ラインペーサーのみでも加工をすることができ、コストダウンを実現できます。

2つの生産工程が必要で、コストアップ

2つの生産工程が必要で、コストアップ
本事例は、プレス打ち抜き方向の指定により生産ラインが二つ必要で加工賃が高くなってしまっていた問題を解決した事例です。
ご依頼いただいたのは、自動車業界のお客様で、ロット数が1万個ほどのピストンを生産していました。
従来はラインペーサーでの生産と途中工程からタンデムラインで生産を実施していました。
製品形状から成形しやすい方向と刃物打ち抜き方向の指示があり、ラインペーサーのみでは、同じ方向からプレスできなかったため、タンデムラインも活用し、生産ラインを分けていました。
しかし、タンデム工程は、ラインペーサーよりも加工賃が高くなってしまうため、コストが高くなってお困りでした。
そこでラインペーサーでのプレス製品の加工に強みのある池田製作所にご相談いただきました。

反転装置の自作で、ラインペーサーのみでの生産を可能に

反転装置の自作で、ラインペーサーのみでの生産を可能に
ラインペーサーでの生産ラインで反転することで、プレスの方向の課題を解決しました。
ラインペーサーでプレス機間の搬送の際に、製品を反転させることができることで、
生産ラインを分けることなく、生産が可能になります。
ラインペーサーのみでの加工工程レイアウトを作成して、社内で簡易設備を作製し、ご提案しました。
ラインペーサーでの生産は、タンデムラインでの生産と比較して、工程が削減できるので、コストダウンと仕掛品削減と生産タクト向上などに繋がりました。

POINT
「板鍛造・プレス加工技術 .com」を運営する池田製作所では、ラインペーサーの搬送装置の自作をしているため、反転など自由度の高い搬送が可能です。そのため、従来ラインペーサーだけでの生産が難しかった部品もラインペーサーのみでの生産が可能になり、コストダウンを実現します。 簡易的な反転装置を自社作成することで、専用機購入より作成コストが削減でき、固定工程専用ではなく、必要な工程に移動・装着できる使用上の便利さから様々な設備であらゆる問題を改善できます。 「ラインペーサーで製作できるか不安」という部品でもコストダウンを実現できる可能性がありまます。 ラインペーサーへの工法転換でコストダウンを検討している方はお気軽に当社までご相談ください。
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