このプレートは、エンジンからミッションにトルクを伝える働きをする部品で、リングギヤとプレートを溶接し、一体化部品として使用します。溶接したリングギヤがエンジン起動に重要な部品で、エンジンが稼働している間は常に回転し続けます。そのためドライブプレートにも、高い耐久性と精度の高い重量バランスが必要になります。
特にこちらのドライブプレートは、製品の振れ寸法が厳しい製品でした。また平面度の要求事項も高い一方でハイテン材を使用しているため、スプリングバックや材料の異方性を考慮したプレス加工の工程レイアウトを検討する必要がありました。またプレス加工だけでなく、切削加工や後工程でのチューニング技術も重要なポイントでした。
さらに、6カ所のビード、丸のピアス穴、薄肉のフランジが形状的なポイントになります。特に、ビード高さは非常に厳しく管理して生産いたしました、
池田製作所では、スプリングバック等の材質特性を考慮したプレス工程設計や、切削加工等の追加工、レーザー焼き入れや塗装等の後工程まで、すべて社内で一貫製造対応しております。高品質なプレス加工品の製造を検討されている方は、まずはお問い合わせください。